北の国 札幌には冬の足音がそろそろ聞えてくる季節になりました。
皆さん いかがお過ごしでしょうか。
長きに渡り、このレスキューを支援して頂いた皆さんに大切なご報告があります。
この度、全ての猫達に家族を見つけることができお陰様で無事に
お屋敷を撤退することになりました。
皆様の善意の心は、たくさんの飼い主の居なくなった猫達に新しい家族を見つけるという
形になってあらわれました。
当初、あの悲惨な状況から猫達を救い出すことは容易ではありませんでした。
まして一人の力では到底解決できる案件ではなかったのです。
ご存知のようにこの案件は、飼い主が行方不明で居なくなったことだけでも大変な上に
多頭飼育崩壊と、保護活動の許容量を問われる多くの問題を含んでいました。
初めてこの猫屋敷に足を踏み入れた時の気持ちは、容易に言葉にすることはできません。
猫のトイレというものがなかったのですから・・・
すべてが糞尿まみれていたのです。
唯一のトイレを新聞紙で作ってあげると、それを猫ベットにする始末。
家具はボロボロの椅子がひとつ
あまりの不衛生さに一緒に行った友人は吐いてしまうほどでした。
友人たちが手伝ってくれてどうにか餌場とトイレを確保。
真夏の暑い日 糞尿だらけの部屋の掃除と猫の世話に明け暮れる毎日
長靴、カッパで重装備 それでも体中に匂いが染み込み仕事も休まざるをえませんでした。
当初は「何故こんな目にあわなければならないのだろう」
「こんなお金のかかることが、なんで他人の私がやらなければいかないのか?」と
マイナスの発想ばかりでした。
それがmixiの里親探しコミュニティをはじめ、皆さんが発信してくれたお陰で
素晴らしい協力者がどんどん現れ、全国からたくさんの方に支援していただくことができたのです。
大変ではありましたが振り返ってみると、楽しみながらこのレスキューを持続させていくことができたように思えます。
励ましのお手紙やメッセージの数々。
本当にたくさんの支援物資が毎日のように送られてきました。
あの心細かった日々が遠い記憶の彼方にあります。
皆さんのお陰でどんなにか励まされたことでしょう。
今年は東日本大震災を初め、色々な災害や天変地異のような出来事が起こり
今こそ心ひとつに【絆】という言葉が色々な場面で目にします。
私たちはこのレスキューを通してすでに【絆】の大切さを痛感しています。
残念ながら行方不明になった飼い主さんは、いまだ見つかっておらず
どれほど猫達に心を残していたことか、察するに余りますが
たくさんの猫達に家族ができたことをきっと喜んでくれているに違いありません。

行方不明になった飼い主さんの部屋にあった
二十数個あった遺骨や位牌
初めは病院に連れて行ったり、供養する余裕があったのでしょう・・・
残されたノートには猫達の名前がびっしりしるされていました。
この遺骨を普通に納骨すればお金もとてもかかってしまいます。
どうしてあげればいいのか思案しながら、月日が経ってしまいました。
そんな折、【フキばぁちゃん】の一時預かりから里親さんになって頂き
手厚い看護を続け最期を看取ってくださった<人生坂路&くりすさんご夫妻>から
ありがたいご提案がありました。
「実家の牧場の敷地内で骨を埋めていいですよ」と。。。
さっそく一切手を触れていなかった骨壷をあけ、全ての骨を
まとめる作業に入りました。
これが意外と大変で結局 レスキュー仲間の<すてふぁんさん>ご夫妻が
全部まとめてくれました。
以下はすてふぁんさんのその時の感想だそうです。
『おばあちゃんの猫メモによると・・・
おそらく65匹以上の猫たちを
見送ってきたんですね~
(名前と命日が書き残されていました)
おばあちゃん、一生懸命お世話してたんだなぁと
なんだかしんみりしつつも
たくさんの名前を見て微笑ましく思いました
どうもどうもご苦労様と線香たいて
お骨をまとめさせていただきました』
雪が降る前にとくりすさんご夫妻と、ボランティア仲間とさっそく埋葬の旅に行ってきました。

栗の木の下にひっそりと眠りについた二十数匹の猫達
これでゆっくりと往生することが出来るでしょう。
その後、お骨が入っていた木箱やその他の物を
お寺さんでお焚き上げしていただきました。
そんなたくさんの人に支えながら、このお屋敷ともそろそろ
お別れのときが。。。
レスキューに関わりこのお屋敷に通いだし、今年の7月で
気がつけばなんと2年の月日が流れていました。
お陰様で、エイズキャリアの猫や人馴れしない猫達も含め19匹に新しい家族が見つかり
残るは親分肌で気の優しい【らくよう】
おとぼけおじさん【まいたけ】
おしゃべり美猫【みつば】 ●3匹はエイズキャリア
全盲で楽しい性格の【あずきな】の4匹
*【ハコベ】はsuzumeさんのところで長期預かり中。
残りの猫達は自分が引き受けるしかないと腹をくくり、部屋を探そうと思っていたところ
ブログの作成者でレスキュー当初から、一緒に活動してくれていた
<Lucyさん>がらくよう・まいたけ・みつばの3匹を引き受けてくれると
夢のようなお申し出をしていただきました。
一番この子たちに心を砕いていてくれた人物です。
当初 「残った猫達はぜ~んぶ引き取りますよ」 と冗談交じりに
言っていたのですが、まさか現実になるとは思ってもいませんでした。

先日、コビッツさん・バチガミさん・Lucyさんの4人で捕獲し、そのまま
病院で検査して、無事に新しいお家に移動させることができました。
今後の3匹の様子はLucyさんが、ブログを作成してくれるとのことですので
皆さん お楽しみにしてくださいね!
このレスキューに関わり生活が一変し、様々な経歴や経験を持った人たちとの人脈が出来
個人の保護活動が大きく変化するきっかけを与えてもらいました。
こんなに愛護動物のことを真剣に考えている方たちがいること
そして応援してくださることに感動し、その仲間たちと何かできるのではと、皆さんのご協力のもと
昨年 保護施設を兼ね備えた猫カフェ【ツキネコカフェ】
今年4月には【ニャイダーハウス】をオープンすることが出来ました。
まだまだ、試行錯誤の日々ですが1匹でも不幸な猫たちを減らすような活動をして
行こうと思っています。
*皆さんがきっとご心配してくれている【あずきな】には
コチラで会えますよ!
現地支援・物資支援・ご寄付と、何百人もの方がこのレスキューに関っていただきました。
本当に、本当にありがとうございました!!
おひとりお一人に心から感謝の気持ちを伝えたい気持ちでいっぱいです。
大変ご無礼ではありますが、この場を借りてお礼の言葉とさせて頂きます。
最後に、お忙しい中1日で二十数匹の猫の検査をして頂きその後も相談に乗って頂き
全面的に協力してくださった、O動物病院の先生とスタッフの皆様にお礼申し上げます。
この活動を通して感じたことは、自分自身のキャパシティ(許容量)を越えないこと。
生活とのバランスを考えて行動すること。
人の繋がりを大切にすること。
これらのことを踏まえ私たちも頑張っています!
全国各地で、野良猫保護やレスキューにご尽力している皆様
いつかこの地道で小さな行動が、管理センターなどで命を落としてしまう
愛護動物の未来に、ひと筋の光を与えることになるかもしれません。
不幸な愛護動物が1匹でも幸せな家族とご縁が繋がりますように。。。
皆様のご健勝を、愛猫たちの幸せを心よりお祈り申し上げます。
長文になりましたが、少しでも感謝の気持ちが伝われば幸いです。
本当にありがとうございました。
隊長 <りんだ>こと吉井美穂子
アンニン・Lucy・コビッツ
HP作成 Lucy
☆thanks
Tち・ナナ・ヨッシー・めんめ・ツッチー・もぐちゃん・yosie・テリー・バチガミ・kyoko・Hirata・おさと・すてふぁんファミリー・人生坂路&くりす夫妻・りんこ夫妻・N&M
ひょうひょう・marekuro(*敬称略)
その他 現地のお手伝いに参加してくれたたくさんの皆さん。
里親さん・一時預かりの皆さん。
支援物資・寄付をして下さった、たくさんの皆さん。
*:.。☆..。.虹の橋を渡った猫たち*:.。☆..。.
【ウド】 Tちさんのお家
【フキ】 人生坂路&くりすさんのお家
【もみじ】 marekuroさんのお家
【コクワ】 おかるさんのお家
【ちっちゃん】 唯一 お屋敷で命の灯が消えてしまった子猫(ピリカの子供)



